インナーマッスル

「体幹トレーニング」という言葉をよく耳にします。その中でも「腸腰筋」や「腹横筋」といったインナーマッスルを鍛えるトレーニングが注目を浴び、多くの本が出版されたり、インターネットで様々な情報を検索したりできるようになっています。

　インナーマッスルは、体の中心部分に近いところに存在しており、鍛えることによって体のバランスが整う、身体機能が向上するなどのメリットがあります。しかし、インナーマッスルは“意識的に動かすことのできない筋肉”（不随意筋）を含むため集中的に鍛えることは難しく、筋トレで鍛える際は専門的な知識に基づいて特別なトレーニングを行わなくてはなりません。また、その効果を実感することもなかなか困難です。

　通常、人は使いやすい筋肉を収縮させて“代償動作”をします。

　代償動作とは、本来の動作や運動を行うのに必要な機能以外の機能で補って動作や運動を行うことです。

　例えば、体幹トレーニングでフロントブリッジなどは“インナーマッスルを使って身体を締める”と言いますが本当にインナーマッスルを使えていますか？インナーマッスルが上手く使えていない人は腹直筋などのアウターマッスルという身体の外側の大きい筋肉を使って代償していることが多く見受けられます。腸腰筋のトレーニングでも多くの人が“代償動作”によって大腿直筋や腹直筋を使っている可能性が高いと思います。　

　その点、EMSなら、意識とは無関係に筋肉を刺激することができるためインナーマッスルを鍛えたい人に有効とされているのです。

　あし花整骨院ではEMSをトレーニングに取り入れることで「インナーマッスルの機能した動きの学習」を行っています。

 　インナーマッスルのトレーニングに”強度”を求めてはいけません。苦しかったり、きつかったりすると何となくトレーニングしている感が出てきて、満足してしまいますが、本当に目的としている筋肉に作用しているのか今一度問いかけてみる必要があると思います。トレーニングの目的、意味を良く考えて、“量より質”を重視したトレーニングを一緒にしてみませんか。