アスリートとビタミンD

近頃、ビタミンDが注目を集めています。
ビタミンDは カルシウムの吸収など骨の健康に重要な栄養素ですが、それ以外にも、免疫機能を高めインフルエンザ等のウイルス感染症に有効であることが知られています。

そして、血中ビタミンD濃度が30ng/ml以上の人はコロナウイルスに感染しにくく、さらには重症化もしにくいというデータがあるそうです。

アスリートにとってコロナ関連の懸念は、罹患することに加え、多くの臓器に短期的または長期的なダメージを受け、スポーツパフォーマンスを低下させてしまう可能性があることです。
もう一つの懸念は、パンデミックにより身体活動が制限されてしまい、競技固有のスキルなどの維持が難しく、トレーニング再開時にケガのリスクが高まることです。

ビタミンDはスポーツパフォーマンスとも関係しており、パフォーマンスを改善する上でビタミンDを摂取することに注目が集まっています。
ビタミンD欠乏症と判定されたアスリートに対し、紫外線照射によって運動能力が改善した事例や、ビタミンD 5,000IU/日を摂取させることによって成績が向上した事例などが報告されています。

ビタミンDは夏に5～10分、冬は20～30分程度昼間に日光を浴びることや、魚類やきのこ類で摂取が可能です。

マスクや消毒なども大切ですが、体内に入ってしまったウイルスを退治できるように食事や睡眠など生活習慣を見直し、自身の健康管理に努めて欲しいとおもいます。